営業自粛や外出自粛によりテイクアウトでの店舗利用が増えてきています。
飲食店のテイクアウト向けのアプリやシステムでは、LINEポケオ、楽天テイクアウト、PICKS、menu、iToGo、EPARKテイクアウト…など沢山よさそうなものがあります。こういったものを利用すれば便利なのでしょうが、自店に合ったものを選ぶ、導入までに時間がかかることもあります。
なるべく早く簡単に出来ないかなぁ
と悩まれている事業者さんも多いと思います。
ここでは、「LINE公式アカウント」と「Square」のSquare 請求書を利用する案をあげてみます。
なぜこの2つを使うか。理由はシンプルで、「導入時に時間と費用がかからない」ことです。
先述のものより、2つのシステムを使うといったデメリットはありますが、使いこなせればそれ以上のメリットもあります。
オーダーはメールやLINEなどのSNSで受け付ける
お勧めはLINE公式アカウント
「LINE公式アカウント」は、企業がLINE上に自社の公式アカウントを開設できるサービスです。ユーザーに日常的・高頻度で利用されるLINEを基盤とすることで、配信直後から高い開封率を実現します。
理由その1 お店用のLINEアカウントをLINE公式アカウントで共有して管理できる
複数人でSNSを管理する場合、1つのアカウントを共有して使うことになります。スタッフが退職した際にパスワードを変えたり、スタッフが自分のプレイべーとのアカウントと間違えて投稿してしまったりという心配もあります。LINE公式アカウントならお店用のアカウントに入れる権限を与える形になりますのでそういった心配もありません。
理由その2 利用している人がダントツに多く読んだかどうかがわかる
利用されている人が多く、新たにアプリなどをインストールしてもらう必要がありません。また、既読機能があるので、
メッセージを読んでもらえているのかがわかる安心感もあります。
理由その3 ユーザーにお店から直接情報を発信してその反応がわかる
今までお知らせなどはメーリングリストで送られることが多かったと思いますが、送ったあとのどれくらいの反応があったかなどの効果もわかりません。そういった解析ツールを利用するのであれば費用がかかりますが、LINE公式アカウントであれば基本的な解析をすることも可能です。自動でグラフ化してくれるので眺めるだけで効果がわかります。月1,000通(総送信数)まで無料で使えます。※1対1のチャットの送信数は含みません。
Square 請求書を使う理由
Square 請求書は、販売した商品やサービスの請求書をメールで送信できるサービスです。請求書の作成からメールの送信まで、全ての作業をパソコンやスマートフォン上で行なうので、これまで請求書の印刷や郵送にかけていた手間を大幅に削減できます。
理由その1 LINEで受け取ったリンクからクレジットカードで決済するだけなので手軽
お客様は請求書をLINEで受け取ったらそのままオンライン上でSquareが取り扱うクレジットカード(Visa、Mastercard、American Express、Discover、Diners Club、JCB)を使ってお支払いができます。支払い時に手数料などはかからず、振込のために銀行や郵便局に出向く必要もありません。
理由その2 パソコン・スマートフォンから請求書が送付可
Square 請求書専用のアプリ「Square請求書アプリ」からなら、スマートフォン上で簡単に請求書を作成して送ることができます。
普段の業務でパソコンを利用することが多い方は、パソコンのブラウザ上からもSquare請求書を送ることができます。
理由その3 一部入金が可能
前もって請求額の一部を支払ってもらえるようお客様にリクエストする機能があります。金額(円)または割合(%)で、いずれも最大で総請求額の半額もしくは50%まで設定できますので、大量にオーダーを頂いた場合のキャンセル対策などにも有効かもしれません。
注文受付から決済までの流れ(例)
- 前日18:00までにLINEで予約申込受付(請求書発行のために注文者の名前とメールアドレスが必要)
- 請求書をLINEで送信してクレジットカードで決済完了して貰う
- 当日9:00までに決済されているものだけ有効として準備
- 店頭受取
※少人数でも対応出来るようにする例です。人員に余裕があれば受付締め切り時間などを延ばせると思います。
外出自粛・営業自粛により大変ですが、テイクアウトも効率よく運営できるようになれば、自粛解除後に新しい収入源と出来ますので検討してはいかがでしょうか?